高知観光を楽しむなら、車やバスだけでなく、観光列車に乗って沿線の景色やグルメを楽しむ旅もおすすめです。
高知には、土佐の歴史や食文化を楽しめる「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」をはじめ、四万十川の自然を満喫できる「しまんトロッコ」、個性的な車両が楽しい予土線の列車などがあります。
また、子ども連れなら高知駅を発着するアンパンマン列車も候補になります。
この記事では、2026年の最新情報をもとに、高知で楽しめる観光列車について、
- どんな列車なのか
- どこを走るのか
- 何が楽しめるのか
- 料金はいくらか
- 予約は必要なのか
- どんな人におすすめなのか
を詳しく紹介します。
高知旅行で「いつもとは少し違う列車旅を楽しみたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
高知で乗れる観光列車一覧
高知県内や高知駅から楽しめる列車には、さまざまなタイプがあります。

| 列車名 | 主なエリア・区間 | 特徴 |
|---|---|---|
| 志国土佐 時代の夜明けのものがたり | 高知~窪川など | 土佐の歴史・食・景色を楽しめる |
| しまんトロッコ | 予土線・四万十川周辺 | 四万十川を開放的な車両から楽しめる |
| 海洋堂ホビートレイン「かっぱうようよ号」 | 予土線 | 河童をテーマにしたユニークな列車 |
| 鉄道ホビートレイン | 予土線 | 初代新幹線0系をイメージした車両 |
| 土讃線アンパンマン列車 | 岡山~高知 | 子ども連れに人気の列車 |
JR四国では「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」「しまんトロッコ」「海洋堂ホビートレイン」「鉄道ホビートレイン」などを観光列車として紹介しています。
ただし、これらはすべて同じタイプの観光列車ではありません。食事を楽しみながらゆっくり旅をしたいのか、四万十川の自然を見たいのか、子どもと列車そのものを楽しみたいのかによって、選ぶ列車が変わります。
高知の観光列車おすすめ5選
1.志国土佐 時代の夜明けのものがたり

高知で本格的な観光列車に乗りたいなら、まず候補にしたいのが「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」です。
高知駅と窪川駅を結ぶ2両編成の観光列車で、土佐の歴史や自然、食を楽しめるように設計されています。
列車のコンセプトにも、幕末の志士たちの歴史や高知の自然、土佐の食などが盛り込まれています。
高知~窪川を走る観光列車
高知~窪川間では、
- 高知駅発「立志の抄」
- 窪川駅発「開花の抄」
が運行されています。
2026年9月時点では、高知駅発の「立志の抄」は10:02発、窪川駅発の「開花の抄」は13:10発となっています。
途中では土佐久礼駅にも停車するため、久礼周辺の観光と組み合わせることもできます。
車窓から高知の自然を楽しめる
列車は高知市街地を出発した後、山々や太平洋を望むエリアを走ります。
JR四国によると、沿線には幕末の志士たちにゆかりのある場所が残り、山々や太平洋の水平線を眺められる区間もあります。
単なる移動手段ではなく、高知の歴史と景色を楽しむことそのものが旅の目的になる列車です。
車内で高知の食を楽しめる
「時代の夜明けのものがたり」の大きな魅力のひとつが、車内で楽しめる食事です。
地元食材などを使った事前予約制の食事が用意されており、列車に乗りながら高知らしい料理を味わえます。食事を利用する場合は、乗車券などとは別に食事予約券が必要です。
料金・予約方法
「時代の夜明けのものがたり」は全車グリーン車指定席の特急列車です。
乗車には、
- 乗車券
- 特急券
- グリーン券
が必要です。
2026年9月30日乗車分までの高知~窪川間は、大人片道4,540円が運賃・特急料金・グリーン料金の合計となっています。なお、2026年10月2日乗車分からグリーン料金が改定され、高知~窪川間は大人片道5,340円になります。料金は変更される場合があるため、予約時に最新情報を確認しましょう。
こんな人におすすめ
「時代の夜明けのものがたり」は、
- 高知の歴史を楽しみたい
- 高知グルメを列車の中で味わいたい
- 特別感のある列車旅をしたい
- 高知旅行を思い出に残るものにしたい
という人に向いています。
2.しまんトロッコ

四万十川の自然を楽しみながら列車に乗りたいなら、しまんトロッコがおすすめです。
JR四国の「予土線3兄弟」のひとつで、四万十川や広見川沿いを走るトロッコ列車です。
トロッコ車両は窓がない開放的な造りになっており、走行中には風を感じながら沿線の景色を楽しめます。
四万十川を間近に感じられる
しまんトロッコの魅力は、なんといっても四万十川周辺の自然です。
予土線の江川崎駅~土佐大正駅周辺では、四万十川沿いを走り、川の流れや沈下橋などを見ることができます。
窓ガラス越しに景色を見る通常の列車とは違い、開放的なトロッコ車両から景色を眺められるのが特徴です。
2026年はトロッコ乗車区間に注意
2026年は、しまんトロッコのトロッコ乗車区間が変更されています。
2026年9月時点では、
- 1号:土佐昭和~半家
- 2号:半家~土佐大正
がトロッコ乗車区間です。
以前の情報を紹介しているサイトもあるため、旅行を計画するときは現在の公式情報を確認することが重要です。
料金・予約方法
トロッコ車両を利用する場合は、乗車区間の乗車券に加えて座席指定券が必要です。
座席指定券は、
- 大人530円
- 子ども260円
となっています。
座席指定券は、原則として乗車日の1カ月前の10時から発売されています。
お弁当も楽しめる
しまんトロッコでは、沿線の食材を使ったお弁当も用意されています。
2026年からは「四万十うなぎ弁当」や「四万十あゆめし弁当」なども販売されています。
こんな人におすすめ
しまんトロッコは、
- 四万十川を見たい
- 自然の中を走る列車に乗りたい
- 子どもとトロッコ列車を楽しみたい
- 四万十方面へ旅行する
という人におすすめです。
3.海洋堂ホビートレイン「かっぱうようよ号」
予土線には、列車そのものを楽しめるユニークな車両もあります。
そのひとつが、海洋堂ホビートレイン「かっぱうようよ号」です。
名前の通り、河童をテーマにした列車で、外観だけでなく車内にも河童をモチーフにした仕掛けがあります。
JR四国によると、車内には河童と一緒に写真を撮れる人形や、河童のフィギュアを展示したショーケースなどが設置されています。
予土線の旅と一緒に楽しむ
かっぱうようよ号が走る予土線は、愛媛県の宇和島駅と高知県の窪川駅を結ぶ路線です。
特に四万十川沿線では自然豊かな景色が続くため、列車のデザインだけでなく車窓も楽しめます。
ただし、ラッピング車両は毎日同じ列車に使用されるわけではありません。
2026年9月時点のJR四国の運行予定表でも、列車ごとに「かっぱうようよ号」「鉄道ホビートレイン」など使用車両が設定されています。
4.鉄道ホビートレイン
鉄道好きの方に注目してほしいのが、予土線を走る鉄道ホビートレインです。
最大の特徴は、初代新幹線0系をイメージしたユニークな外観。
先頭部分には0系新幹線を思わせる「団子鼻」が再現されています。
さらに車内には鉄道模型が展示されており、実際に0系新幹線で使われていたシートも設置されています。
子どもから鉄道ファンまで楽しめる
「観光列車に乗りたいけれど、豪華な食事付き列車よりも列車そのものを楽しみたい」という方には、こうしたホビートレインも候補になります。
予土線沿線の自然を楽しみながら、個性的な車両にも乗れるのが魅力です。
ただし、こちらも使用車両は日によって変わるため、乗車前に運行予定を確認してください。
5.土讃線アンパンマン列車
子ども連れの高知旅行なら、土讃線アンパンマン列車も候補に入れておきたい列車です。
土讃線では「あかいアンパンマン列車」と「きいろいアンパンマン列車」の2種類が運転されています。
岡山駅~高知駅間を走っており、高知への旅行と組み合わせて利用できます。
アンパンマンの世界観を楽しめる
車内には24席限定の「アンパンマンシート」があります。
シートだけでなく、天井やカーテンなどにもアンパンマンと仲間たちがデザインされているため、子どもにとっては移動時間そのものが旅行の楽しみになります。
高知観光でアンパンマンミュージアムなどを訪れる予定がある場合は、列車と観光スポットを組み合わせる旅行プランも考えられます。
なお、アンパンマン列車は「時代の夜明けのものがたり」のような食事付きの観光列車とは性格が異なり、子ども向けの特別仕様車両を楽しむ列車と考えると分かりやすいでしょう。

高知の観光列車を目的別に選ぶなら?
ここまで紹介したように、高知で楽しめる列車にはそれぞれ違った魅力があります。
絶景を楽しみたい人
四万十川の自然を目的にするなら、しまんトロッコが候補です。
トロッコ車両では窓のない開放的な空間から四万十川や広見川の景色を楽しめます。
高知グルメを楽しみたい人
食事を重視するなら、志国土佐 時代の夜明けのものがたりが候補になります。
地元食材を使った事前予約制の食事を列車内で楽しめるため、移動そのものを食事と観光の時間にできます。
高知の歴史を楽しみたい人
土佐の歴史や幕末の志士たちに興味があるなら、時代の夜明けのものがたりがおすすめです。
沿線には幕末の志士たちにゆかりのある場所が残り、列車の旅を通して土佐の歴史に思いをはせることができます。
子どもと一緒に楽しみたい人
子ども連れなら、
- 土讃線アンパンマン列車
- しまんトロッコ
- 海洋堂ホビートレイン
- 鉄道ホビートレイン
などが候補になります。
特にアンパンマン列車には専用の「アンパンマンシート」があるため、子どもが楽しめる列車旅を計画しやすいでしょう。
列車そのものを楽しみたい人
鉄道ファンなら、予土線の「海洋堂ホビートレイン」や「鉄道ホビートレイン」に注目です。
車両デザインや車内展示など、それぞれに特徴があります。
高知の観光列車は予約が必要?
高知の観光列車は、列車によって予約や指定席券の有無が異なります。特に注意したいのが「時代の夜明けのものがたり」と「しまんトロッコ」です。
時代の夜明けのものがたり
全車グリーン車指定席の特急列車なので、乗車券のほかに特急券・グリーン券が必要です。
車内で食事をする場合は、別途食事予約券も必要です。
人気の日程は満席になることもあるため、旅行日が決まったら早めに空席を確認しましょう。
しまんトロッコ
トロッコ車両に乗る場合は、乗車券に加えて座席指定券が必要です。
座席指定券は乗車日の1カ月前の10時から発売されています。
予土線のホビートレイン
海洋堂ホビートレインや鉄道ホビートレインは、特別な観光列車というより、通常の予土線の列車に特徴的な車両を使用するタイプです。
乗車前にJR四国の運行予定表を確認するのがおすすめです。
高知の観光列車の料金はいくら?
料金は列車や乗車区間によって異なります。

代表的なものを整理すると、次のようになります。
| 列車 | 料金の考え方 |
|---|---|
| 時代の夜明けのものがたり | 乗車券+特急券+グリーン券 |
| しまんトロッコ | 乗車券+トロッコ座席指定券 |
| 海洋堂ホビートレイン | 通常の予土線列車として利用 |
| 鉄道ホビートレイン | 通常の予土線列車として利用 |
| アンパンマン列車 | 通常の乗車券・特急券等+指定席の場合は指定席料金 |
「時代の夜明けのものがたり」は2026年9月30日乗車分まで、高知~窪川間の大人片道が4,540円です。一方、2026年10月2日乗車分からは、高知~窪川間の大人片道が5,340円になります。
しまんトロッコの座席指定券は大人530円、子ども260円です。別途、乗車区間の乗車券が必要になります。
料金は改定されることがあるため、記事を読む時点での最新料金は公式サイトで確認してください。
高知の観光列車から見える絶景
高知の観光列車の魅力は、列車そのものだけではありません。
車窓に広がる高知らしい景色も、旅の大きな楽しみです。
太平洋を望む車窓
「時代の夜明けのものがたり」では、山々だけでなく太平洋の水平線を望める区間があります。
高知らしい雄大な海を眺めながら列車に揺られる時間は、普段の電車移動とは違った旅の思い出になるでしょう。
四万十川の風景
四万十方面へ向かうなら、予土線沿線の景色にも注目です。
特に江川崎駅~土佐大正駅周辺では、四万十川沿いを走るため、川の流れや沈下橋などを見ることができます。
高知の山間部を走る列車
高知県は海だけでなく、山間部にも豊かな自然があります。
予土線などでは、都市部ではなかなか見られない山や川の景色が続きます。
観光列車を「目的地までの移動」と考えるのではなく、車窓そのものを観光として楽しむのがおすすめです。
高知の観光列車と一緒に楽しみたい観光スポット
観光列車に乗るなら、沿線の観光スポットと組み合わせると旅行をさらに楽しめます。
高知市内
高知駅を起点にするなら、
- 高知城
- ひろめ市場
- はりまや橋
などを組み合わせるのがおすすめです。
特に「時代の夜明けのものがたり」は高知駅から出発するため、高知市内の観光と組み合わせやすいでしょう。
土佐久礼・中土佐町
「時代の夜明けのものがたり」の高知~窪川ルートでは土佐久礼駅に停車します。
土佐久礼周辺では、久礼大正町市場などを訪れることもできます。
高知ならではの食を楽しみたい方は、列車と市場を組み合わせた旅行もおすすめです。
四万十方面
しまんトロッコに乗るなら、四万十川周辺の観光と組み合わせるのもよいでしょう。
予土線沿線には、四万十川や沈下橋など、高知らしい自然を感じられる場所があります。
高知の観光列車を楽しむモデルコース

日帰りで楽しむなら
高知市内から観光列車を利用する場合は、
高知駅 → 観光列車 → 沿線観光 → 高知駅または宿泊地
という流れが基本です。
たとえば「時代の夜明けのものがたり」の高知~窪川ルートなら、土佐久礼駅で下車して中土佐町を観光するプランも考えられます。
四万十方面へ旅行するなら
四万十方面を目的地にする場合は、
高知市内 → 窪川 → 予土線 → 四万十川周辺
というルートも候補になります。
子ども連れなら
子どもとの旅行なら、
高知駅 → アンパンマン列車 → 高知観光
というプランも候補になります。
アンパンマン列車は岡山~高知間を運転しているため、県外から高知へ鉄道旅行をする場合にも組み込みやすい列車です。
高知の観光列車に乗るときの注意点

運転日を確認する
観光列車は毎日運転しているとは限りません。
「時代の夜明けのものがたり」も運転日が設定されており、2026年9月時点では高知~窪川便やごめん・なはり線での運転日が決められています。
運行区間を確認する
「しまんトロッコ」のように、2026年にトロッコ乗車区間が変更されている列車もあります。
過去のブログや旅行記事だけを参考にせず、旅行直前には公式サイトを確認しましょう。
予約状況を確認する
特に「時代の夜明けのものがたり」のような指定席中心の列車は、希望日に乗れるとは限りません。
JR四国では公式サイトで空席状況も案内しています。
食事付きプランは早めに確認する
車内で食事を楽しみたい場合は、乗車券だけでなく食事の予約が必要なケースがあります。
食事を目的に乗車する場合は、列車の座席だけでなく食事の予約条件も確認しましょう。
天候や災害による変更にも注意
高知は山間部や海沿いを走る路線も多いため、大雨などの自然災害によって運転状況が変更される可能性があります。
旅行当日にも運行情報を確認しておくと安心です。
高知の観光列車についてよくある質問
高知で有名な観光列車は?
代表的な列車のひとつが「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」です。
高知~窪川などを走り、土佐の歴史や自然、食を楽しめる観光列車です。
高知駅から乗れる観光列車は?
高知駅から乗れる代表的な列車が「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」です。
2026年には、ごめん・なはり線方面での運転も行われています。
高知の観光列車は予約が必要?
列車によって異なります。
「時代の夜明けのものがたり」は全車グリーン車指定席で、乗車には乗車券・特急券・グリーン券が必要です。
「しまんトロッコ」はトロッコ車両に乗車する場合、座席指定券が必要です。
高知の観光列車で食事はできる?
できます。
「時代の夜明けのものがたり」では、地元食材などを使った事前予約制の食事が提供されています。
しまんトロッコでも沿線の食材を使ったお弁当などが用意されています。
子どもと乗れる観光列車は?
子ども連れなら、土讃線アンパンマン列車やしまんトロッコ、予土線のホビートレインなどが候補になります。
土讃線アンパンマン列車には、24席限定のアンパンマンシートがあります。
四万十川を楽しめる観光列車は?
代表的なのが「しまんトロッコ」です。
予土線の四万十川沿線を走り、トロッコ車両から開放的に景色を楽しめます。
高知から日帰りで乗れる観光列車は?
高知駅発着で利用しやすいのが「時代の夜明けのものがたり」です。
高知~窪川間の列車を利用して、土佐久礼など沿線の観光と組み合わせる方法があります。
ただし、運転日や接続列車によって旅行プランは変わるため、事前に時刻を確認しましょう。
観光列車は毎日運行していますか?
いいえ。
観光列車によって運転日が異なります。
また、予土線のホビートレインのように、運転日によって使用される車両が変わるものもあります。
まとめ|高知の観光列車でいつもとは違う旅を楽しもう
高知には、普通の電車移動とは一味違った旅を楽しめる観光列車があります。
特に代表的なのが、「志国土佐 時代の夜明けのものがたり」と「しまんトロッコ」です。
「時代の夜明けのものがたり」は、高知の歴史や食、自然をゆっくり楽しみたい人に向いています。
一方、しまんトロッコは、四万十川の自然を開放的な車両から楽しめるのが魅力です。
そのほかにも、河童をテーマにした「海洋堂ホビートレイン」、初代新幹線0系をイメージした「鉄道ホビートレイン」、子どもに人気のアンパンマン列車などがあります。
高知の観光列車を利用するときは、運転日・運行区間・料金・空席状況を事前に確認することが大切です。特に2026年は、しまんトロッコのトロッコ乗車区間が変更されているため、過去の情報だけで旅行を計画しないよう注意しましょう。
高知旅行で少し特別な時間を過ごしたいなら、目的地までの移動そのものを観光にしてくれる「観光列車」を旅のプランに取り入れてみてはいかがでしょうか。
※この記事は2026年9月時点の公開情報をもとに作成しています。運転日・運行区間・料金・車両・食事内容などは変更される場合があります。お出かけ前にJR四国などの公式情報をご確認ください。

