- この記事では、高知のソウルフードとして知っておきたい名物グルメを11種類紹介します。
- 「高知旅行で何を食べればいいかわからない」「高知らしいものを食べたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
高知のソウルフードとは?
そもそも「ソウルフード」という言葉に厳密な定義があるわけではありません。
この記事では、単に観光客向けの名物料理というだけでなく、高知の食文化や暮らし、地域性を感じられる料理・食べ物という意味で「ソウルフード」として紹介します。
高知の食文化を語るうえで欠かせないのが「おきゃく」です。
高知では宴会や酒宴のことを「おきゃく」と呼び、祝い事などの際には大皿に料理を盛り付け、みんなで囲んで楽しむ文化があります。
その代表的な料理が「皿鉢料理」です。
皿鉢には刺身や寿司、煮物、焼き物、揚げ物など、地域や季節によってさまざまな料理が盛り付けられます。高知県観光情報でも、皿鉢料理は高知の食文化を象徴する料理として紹介されています。

高知のソウルフード11選
ここからは、高知に来たら一度は味わいたいソウルフードを紹介します。
1.カツオのたたき
高知のソウルフードとしてまず外せないのが「カツオのたたき」です。
高知県観光情報でも、カツオは「県民の魂に刻まれた、正にソウルフード」と紹介されています。
カツオの表面を藁で豪快に焼き、香ばしい風味をつけたカツオのたたきは、高知を代表する郷土グルメです。
一般的には、ニンニク、ネギ、大葉、ミョウガなどの薬味を添え、ポン酢などで味わいます。
最近では「塩たたき」も人気です。
藁焼きによる香ばしさとカツオの旨味をシンプルに味わえるため、高知で初めてカツオのたたきを食べるなら、塩たたきもぜひ試したい食べ方です。
高知を訪れたら、まず食べておきたい定番グルメです。
2.皿鉢料理
高知の食文化を語るうえで欠かせないのが「皿鉢料理」です。
皿鉢料理は、刺身や寿司、煮物、揚げ物、焼き物など、さまざまな料理を大きな皿に盛り付けて楽しむ高知の伝統料理。
単に「大皿に料理を盛ったもの」というだけではなく、高知の「おきゃく」という宴会文化と深く結びついています。
高知県観光情報によると、皿鉢には刺身を盛った「生」の皿や、寿司・おかずなどを盛り合わせた「組み物」の皿などがあります。
食べたいものをみんなで取り分けながら、自由に楽しむのが皿鉢料理の魅力です。
高知らしい食文化を体験したいなら、ぜひ一度味わってみたい料理です。

3.田舎寿司
「魚を使わない寿司」として知られているのが、高知の「田舎寿司」です。
田舎寿司には、タケノコ、ミョウガ、コンニャク、シイタケなど、山の食材が使われます。
寿司飯にはユズ酢を効かせるのも特徴です。
魚を使った一般的な寿司とは違い、野菜や山菜などを使うため、彩りも豊か。
高知県観光情報では、田舎寿司を「山里の旬の味」を楽しめる料理として紹介しています。
高知というと「海の幸」のイメージが強いかもしれませんが、山の食文化も豊かな県です。
そんな高知らしさを感じられる料理のひとつが田舎寿司です。
4.鍋焼きラーメン
高知県須崎市を代表するご当地グルメが「鍋焼きラーメン」です。
名前の通り、土鍋などの鍋で熱々の状態で提供されるラーメンで、須崎市の代表的な食文化として知られています。
スープは鶏ガラベースの醤油味。
具材は、親鶏の肉、ネギ、生卵、ちくわなどが基本です。
須崎市によると、鍋焼きラーメンは土鍋などで沸騰した状態で提供され、最後まで熱いスープを味わえることや、親鶏の鶏がら醤油ベースのスープ、細麺、親鶏の肉、ネギ、生卵、ちくわなどが特徴です。
また、鍋焼きラーメンは須崎市民に長く親しまれてきた食文化でもあります。
高知県のご当地ラーメンとして知られているのが鍋焼きラーメン。
高知市から少し足を延ばして須崎市まで行くなら、ぜひ食べてみたいご当地グルメです。

5.どろめ
高知の居酒屋文化を体験したいなら、「どろめ」も外せません。
どろめとは、高知で「生しらす」を指す呼び名で、イワシの稚魚を生で味わう郷土料理です。
透明感のある小さな魚を生のまま味わうのが特徴で、つるんとした食感とほのかな苦味があります。
高知県観光情報では、ポン酢や高知ならではの「土佐ぬた」で食べるのが定番として紹介されています。
土佐ぬたは、葉にんにくを使った高知独特の調味料です。
土佐酒との相性もよく、高知の居酒屋文化を感じられる一品です。
6.酒盗
お酒好きならぜひ試したい高知の珍味が「酒盗」です。
酒盗は、カツオの内臓を塩などに漬け込み、熟成させた珍味。
カツオを余すところなく利用する、高知の食文化を象徴する食べ物のひとつです。
名前の由来には、「あまりのおいしさに酒がどんどん進み、酒を盗むように飲んでしまうから」という説があります。
その名の通り、お酒との相性がよく、日本酒などの土佐酒と一緒に味わうのもおすすめです。
もちろん、お酒を飲まない人でも、ご飯のお供や料理のアクセントとして楽しめます。
カツオのたたきだけではなく、カツオの内臓まで食文化として活用しているところに、高知らしさがあります。

7.新子(メジカの新子)
夏から秋にかけて高知を訪れるなら、ぜひ知っておきたいのが「新子」です。
高知でいう「新子」は、主にメジカ(ソウダガツオ)の若い魚を指します。
特に中土佐町の久礼や須崎市などでは、新鮮な新子を刺身で味わう食文化があります。
新子の大きな特徴は、鮮度が非常に重要なこと。
一般的な魚の刺身とは違い、鮮度が落ちやすいため、漁獲された新子をできるだけ早く食べる必要があります。
例年の旬は8月後半から9月ごろが目安ですが、漁模様や海の状況によって水揚げは変わります。
新子を目的に高知へ行く場合は、事前に水揚げや店舗の入荷状況を確認しておくと安心です。
なお、新子については別記事で詳しく紹介しています。
「高知の新子とは?旬の時期や食べられる場所・おすすめの食べ方」
新子の旬や久礼大正町市場、須崎市で食べられる場所などを詳しく知りたい方は、あわせてチェックしてみてください。
8.ウツボ料理
高知ならではの珍しい魚料理を食べたいなら、「ウツボ料理」も候補になります。
ウツボは見た目からは想像しにくいかもしれませんが、高知では昔から食べられてきた魚のひとつです。
高知県観光情報では、ウツボは肉厚でもっちりした白身と、コラーゲンを含む皮が特徴として紹介されています。
代表的な料理には、
- ウツボのたたき
- ウツボの唐揚げ
- ウツボの煮こごり
などがあります。
特にたたきは、炙った香ばしさと薬味を組み合わせて楽しめます。
「高知でしか食べられないようなものを食べたい」という人には、印象に残りやすい郷土料理です。
9.土佐巻き
カツオのたたきを少し変わった形で楽しみたいなら「土佐巻き」がおすすめです。
土佐巻きは、カツオのたたきを酢飯と一緒に巻いた太巻き。
ニンニクや大葉などの薬味をたっぷり使うのが特徴です。
高知県観光情報でも、高知を代表するグルメとして紹介されています。
カツオのたたきそのものとは違い、酢飯と薬味が加わることで、また違った味わいを楽しめます。
一品で高知らしさを感じやすいため、カツオのたたきと食べ比べてみるのもおすすめです。

10.芋けんぴ
高知のソウルフードは、食事だけではありません。
おやつやお土産として親しまれているのが「芋けんぴ」です。
サツマイモを細長く切って油で揚げ、砂糖を絡めたお菓子で、カリッとした食感が特徴。
高知県観光情報によると、芋けんぴは高知県発祥という説が有力とされています。
現在では、一般的な甘い芋けんぴだけでなく、塩けんぴや柚子風味、チョコレート味など、さまざまな商品があります。
高知旅行のお土産にも選びやすく、県内のスーパーやお土産店などでも見つけやすいのが魅力です。
11.アイスクリン
高知の夏を代表するおやつとして知られているのが「アイスクリン」です。
アイスクリームと似ていますが、乳脂肪分が少なく、シャリッとした食感とさっぱりした甘さが特徴。
高知県観光情報によると、道路沿いや高知城、桂浜など、観光地や街のさまざまな場所で販売されています。
夏の高知では、カラフルなパラソルの下でアイスクリンが販売されている光景を見かけることもあります。
カツオや皿鉢料理のような食事系グルメだけでなく、こうした昔ながらのおやつも高知の食文化のひとつです。

高知のソウルフードを食べるならどこ?
高知のソウルフードをまとめて楽しみたいなら、まず候補にしたいのが高知市中心部にある「ひろめ市場」です。
ひろめ市場
ひろめ市場には約60店舗が集まり、カツオのたたきをはじめ、高知ならではのさまざまな料理を楽しめます。
高知県観光情報では、カツオのたたき、サバの姿寿司、田舎寿司、川エビの唐揚げ、青さのりの天ぷら、どろめ、酒盗、チャンバラ貝などが紹介されています。
ひろめ市場
店舗で購入した料理を共有スペースで食べるスタイルなので、複数の料理を少しずつ味わいたいときにも利用しやすい場所です。

JR高知駅から徒歩約15分、とさでん交通「大橋通」から徒歩約2分、高知自動車道・高知ICから車で約15分です。
高知市内の郷土料理店
ひろめ市場以外にも、高知市内には土佐料理や郷土料理を扱う飲食店があります。
「いろいろな料理を食べ歩きたい」という場合はひろめ市場、「落ち着いて郷土料理を楽しみたい」という場合は郷土料理店など、目的に合わせて選ぶとよいでしょう。
ただし、店舗によって提供している料理や営業時間は異なります。
特に「新子」「どろめ」など旬や入荷状況に左右される料理を目当てにする場合は、事前に確認しておくと安心です。
高知のソウルフードを食べるときのポイント

旬のあるグルメは時期を確認する
高知のグルメには、季節によって食べられるものがあります。
たとえば新子は夏から秋にかけての季節限定グルメです。
どろめも鮮度が重要な食材なので、いつでも同じ条件で食べられるとは限りません。
人気店は営業時間や定休日を確認する
観光で訪れる場合は、営業時間や定休日も重要です。
特に市場や個人経営の飲食店は、店舗ごとに営業日や営業時間が異なることがあります。
訪問前に公式サイトや公式SNSなどで最新情報を確認しておくと安心です。
いろいろ食べたいなら市場を利用する
「カツオのたたきも食べたいし、どろめも酒盗も気になる」という人には、市場スタイルの施設が便利です。
ひろめ市場では、さまざまな飲食店が集まっているため、一度の食事で複数の高知らしい料理を楽しめます。
高知市内だけでなく県内各地にも足を延ばす
高知のソウルフードには、地域ごとのご当地グルメもあります。
- 須崎市……鍋焼きラーメン
- 中土佐町・久礼……新子などの魚文化
- 高知市……カツオのたたき、ひろめ市場など
- 山間部……田舎寿司など
時間に余裕があれば、高知市内だけでなく県内各地へ足を延ばしてみると、より深く高知の食文化を楽しめます。
高知のソウルフードに関するよくある質問
高知のソウルフードといえば何ですか?
代表的なものとしては、カツオのたたきが挙げられます。
高知県観光情報でもカツオは「ソウルフード」として紹介されています。
ただし、高知にはカツオ以外にも、皿鉢料理、田舎寿司、鍋焼きラーメン、どろめ、酒盗、ウツボ料理、芋けんぴなど、地域や食文化に根付いた料理があります。
高知で昔から親しまれている料理は?
高知には、魚料理だけでなく、皿鉢料理や田舎寿司、鍋焼きラーメンなど、さまざまな食文化があります。
また、高知では「おきゃく」という宴会文化が根付いており、料理を大皿に盛ってみんなで囲む食文化も特徴です。
高知に行ったら絶対食べたいグルメは?
まず候補にしたいのはカツオのたたきです。
そのほか、旅行時期や訪問地域に合わせて、新子、どろめ、鍋焼きラーメン、田舎寿司などを選ぶと、高知らしい食を楽しめます。
高知のソウルフードを一度に食べられる場所は?
高知市中心部なら、ひろめ市場が候補になります。
ひろめ市場には約60店舗が集まり、カツオのたたきや田舎寿司、どろめ、酒盗、チャンバラ貝など、高知らしい料理を扱う店舗があります。
高知市内でソウルフードを食べるならどこ?
高知市内なら、ひろめ市場や郷土料理を扱う飲食店などがあります。
ただし、料理によっては季節や水揚げ、入荷状況によって提供されない場合があります。
食べたい料理が決まっている場合は、訪問前に店舗へ確認しておくと安心です。
高知のソウルフードはお土産にできる?
お土産として購入しやすいものでは、芋けんぴなどがあります。
芋けんぴは高知県内で多くのメーカーが製造しており、一般的なタイプのほか、塩けんぴや柚子味などさまざまな商品があります。
一方、新子やどろめのように鮮度が重要なものは、現地で味わうことに向いています。
まとめ|高知ならではのソウルフードを味わおう

高知のソウルフードといえば、まず思い浮かぶのがカツオのたたきです。
しかし、高知の食文化はカツオだけではありません。
今回紹介したように、
- カツオのたたき
- 皿鉢料理
- 田舎寿司
- 鍋焼きラーメン
- どろめ
- 酒盗
- 新子
- ウツボ料理
- 土佐巻き
- 芋けんぴ
- アイスクリン
など、海・山・川の恵みを生かしたさまざまな食があります。
また、高知の食文化を楽しむうえでは、料理だけでなく「おきゃく」に代表される、みんなで料理を囲んで楽しむ文化にも注目です。
高知を旅行する際は、定番のカツオのたたきだけでなく、訪れる季節や地域に合わせて、その土地ならではの料理を探してみてください。
特に旬の魚を使った料理は、時期によって出会えるかどうかが変わります。
「せっかく高知まで来たのだから、地元ならではのものを食べたい」という方は、旅行前に旬や水揚げ、店舗の営業状況などを確認しておくと、より充実した高知グルメを楽しめます。
免責事項:本記事の情報は2026年9月時点で確認できる情報をもとに作成しています。旬や水揚げ、店舗の営業時間・提供状況などは変更される場合があるため、訪問前に各店舗・施設の公式情報をご確認ください。

